飼料用米で『飼料自給の可能性』へ
挑戦しています。
飼料用米への取り組み
飼料用米で『飼料自給の可能性』へ
挑戦しています。
飼料米で休耕田を活用し飼料自給率アップ
ポークランドグループでは、飼料の自給率向上と地域農業の活性化、資源循環型農業の確立を目的に稲作農家と連携し、飼料用米を栽培・豚へ与えるという取組みを平成19年より実践しています。一般的に豚の食べる配合飼料は穀類(とうもろこしなど)が中心となっており、その原料のほとんどが海外からの輸入に頼っています。こうした中で「桃豚」は輸入原料のほかに国内(秋田県産を中心)で生産された飼料用米(エサ用のお米)を組み入れた配合飼料を与え、丹精込めて育てております。
飼料用米をエサとして与えることは、飼料のコストアップが高いハードルでした。しかし、私たち生産者と取り組みに賛同してくれた関係者と共に飼料用米を活用することが、日本の原風景を守ることにも繋がる。そして出来るだけ海外へ依存しない豚肉づくりに繋がると考えています。
また、飼料用米を与えた「桃豚」の特徴は、リノール酸系の脂質(トウモロコシ由来)がオレイン酸系の脂質(米由来)になり、食味も「あっさりしていて美味しい」「脂身が甘くさっぱりしている」「柔らかい」等の評価となっております。
※飼料用米30%の配合飼料は平成27年7月より給与開始
令和4年、ポークランドグループ農場で飼料用米配合率30%「桃豚」からさらに配合率を増やした秋田県産飼料用米配合率40%の「秋田米育ち あきた美豚」の生産を開始しました。
ポークランドグループの「秋田米育ちあきた美豚」の取り組みは、飼料の自給率向上はもちろん、様々な原因で米作りを止めてしまった田んぼをよみがえらせることも目的でした。「秋田米育ちあきた美豚」が増えれば、必要になる飼料用米の量も増加し、田んぼも拡大し蘇る。また豚舎で使ったもみ殻などは、米作りの堆肥に活用できます。こうして地域のモノと人とがつながり、循環する仕組みこそが目標とする「日本型畜産」。このカタチが広がれば、やがては食料自給率の向上につながります。
「桃豚」と「秋田米育ちあきた美豚」を食べて是非、応援してください!